世界6都市で行われた予選大会を見事勝ち抜いた、4カ国1地域の和食料理人6名が、2月13,14日に東京に集結し、優勝を目指し競い合います。
決勝大会は2日間に分かれて行われ、1日目は課題調理試験で「新春の煮物椀」を。2日目は書類選考で提出したUMAMIをテーマとしたオリジナルレシピの「縁高料理」を調理します。
技術・味だけでなく日本料理に対する姿勢も審査の対象となり優勝者が誕生します。
世界各国のレストランで日本料理の経験がある料理人が、日本料理への熱い思いと技術を競うコンテスト「第5回 和食ワールドチャレンジ」。本大会はこれまで、オリジナルレシピ2品(UMAMIをテーマとした「吸い物」と「縁高料理」)を記載する書類選考に21カ国と2地域(アメリカ、イギリス、イタリア、インド、オーストラリア、オランダ、カナダ、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中国、ネパール、パキスタン、ハンガリー、プエルトリコ、ブラジル、ベトナム、ポルトガル、香港、マレーシア、メキシコ、ルーマニア)から約100名の応募があり、書類選考を通過した43名が世界6都市で行われた予選大会に進出しました(ロンドン:9名、ニューヨーク:6名、ロサンゼルス:6名、バンコク:7名、香港:10名、東京:5名)。
予選大会では包丁技術を見る大根の桂むき等、またオリジナルレシピの吸い物を調理し、日本料理の先生方の厳しい審査が行われてきました。ロンドン
ニューヨーク
ロサンゼルス
バンコク
香港
東京
それぞれの予選大会を勝ち抜いたのは以下の6名です。
(吸い物の写真は各選手が予選で調理したものです)ロンドン予選大会の勝者はDaniele Codini氏(イタリア国籍)。ロンドンにあるThe Ned Londonで働いています。
ニューヨーク予選大会を制したのはDavid Israelow氏(アメリカ国籍)。ニューヨークにあるHawthorne Valley Farmで日々腕を磨いています。
ロサンゼルス予選大会を通過したのはSamuel Flores Garcia氏(メキシコ国籍)。メキシコシティにあるRestaurante Suntory Lomasで働いており、第3回の決勝に進むも優勝には届かず、今回再挑戦です。
バンコク予選大会を1位通過したのはJidtinan Yotapakde氏(タイ国籍)。バンコクのNihon Tei Inter-Co.Ltd.で働いており、今回初めて来日します。
香港予選大会はHo Wai-Leung氏(香港国籍)が通過。香港にある大松日で働いています。
東京予選大会で1位に輝いたのはChristopher Massad氏(アメリカ国籍)。京都にあるたん熊北店で修行をつんでいる選手です。
彼らが闘志を燃やす決勝大会の詳細は以下の通りです。
日時:
2018年2月13日(1日目)9:30開場、10:00開会式、10:40競技開始、15:00競技終了
2018年2月14日(2日目)9:30開場、 10:00開会式、10:40競技開始、14:00競技終了、15:50表彰式・閉会式、17:00終了
会場:厨BO! SHIODOME
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会場アクセス:
東京都港区東新橋2-14-1 NBFコモディオ汐留 2階( 「汐留駅」より徒歩7分、「浜松町駅」より徒歩8分、「新橋駅」より徒歩9分)
審査員:
村田吉弘氏(審査委員長、「菊乃井」代表取締役、特定非営利活動法人日本料理アカデミー 理事長)
仲田雅博氏(審査副員長、学校法人大和学園 理事、京都調理師専門学校 校長)
野永喜三夫氏(「日本橋ゆかり」)
ルーシー・バーミンガム氏(ジャーナリスト、スクリプトライター、作家、日本外国特派員協会元会長)
嶋根一弘氏(農林水産省 食料産業局 食文化・市場開拓課 課長補佐)
審査内容:
1日目 調理試験(煮物椀※1の作成)、オリジナルレシピ(縁高)の仕込み
2日目 調理試験(縁高※2の作成)
※1煮物椀:茶懐石の中の最も大切なメインとなる料理で、椀のなかで完成される日本料理の真髄ともいえる。メインとなる食材(椀種)、青み数点(あしらい・椀妻)、香り(吸い口) という基本の構成は決まっており、そのなかで季節感を表現する
※2縁高:日本料理の形式を踏まえ「煮物、焼き物、揚げ物、和え物(酢の物)」等の中から五品以上の盛り合わせ「1盛り」を、縁高(蓋付の器)に彩りよく盛り合わせる。
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