Tast of Japan

代表的な日本産食材

日本人とは切り離せない食材

気候や風土の多様性が生み出す、おいしいお米

 米は日本人にとってなくてはならない穀物であり、毎日の主食です。日本で米づくりがはじまったのは約2500年前。温帯気候に属する日本は、質の高い水、日照、メリハリのある四季に恵まれ、米づくりに適した条件がそろっています。一方、国土が南北に拡がっているため、その地域の風土と環境に合わせて、多種多様な米づくりが行われてきました。
 米は品種別に味や香り、粒の大きさに違いがあります。それぞれが粘りや食感などが異なるため、好みに合わせて選ぶと米の奥深さがわかるはずです。

徹底的な品質管理

 生産者たちは長い歳月をかけ、試行錯誤しながら、日本の豊かな自然環境を生かす栽培方法を編み出し、気候や害虫など外部環境に影響を受けにくい生産方法も生み出してきました。
 保存法も徹底し、収穫された米は脱穀され、15度(華氏59度)以下に保たれた低温倉庫に保管されます。出荷は消費者のニーズに合わせて少量ずつ行われるため、鮮度を保つことができます。
 また、生産から販売・提供までの各段階を通じ、取引等の記録を作成・保存するトレーサビリティについても、国によるルールが決められています。このように国と生産者が米づくりのルールを厳守しているため、消費者は1年を通じて、安心・安全で、鮮度の高い米を求めることができるのです。

お米はヘルシーなパワーフード

 (お米を炊いた)ごはんには、炭水化物、たんぱく質、ビタミン(B1、B2)、カルシウム、鉄分などがバランスよく含まれていながら、脂質はほとんど含まれていません。
 また、ごはんはパンや麺の材料である小麦粉に比べ、ゆるやかに血糖値が上がるため、満腹感が持続しやすく間食を防ぐことができることも魅力のひとつです。最近では、精米していない玄米も健康食品として注目を集めています。その理由は、ビタミンが白米より多く含まれているからです。ごはんは健康や美容が気になる人にとって、最適なヘルシーフードといえます。

日本ならではの美しい景観

 米づくりは春から秋にかけて行われます。初夏に、若く青々とした稲が天に向かって伸びる風景は清々しく、秋には実をつけた穂を風に揺らしながら田んぼ一面を黄金色に染め上げます。このように田園では1年を通じて四季の移ろいを感じながら、美しい風景を楽しむことができます。
 近年、田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を用いて、巨大な絵や文字を作り出す「田んぼアート」が各地で盛んになっています。都会では得られない、のんびりとした空気が漂う日本の原風景は、想像以上の感動と癒しを与えてくれることでしょう。